Nursing Degree Programs Advanced Midwifery
Faculty of Comprehensive Development Nursing
Graduate School of Health Sciences
Hokkaido University

北海道大学大学院保健科学研究院
創成看護学分野
母性看護学・助産学科目群

Welcome
北大助産科目群のHPへようこそ
ここでは、助産師を目指すための専門的な教育と研究を行っています
(助産師国家試験受験資格取得のためのコースです)
進学を希望される方は、必ず事前にご連絡・ご相談ください
待ちしております
連絡:kondo.yoshiko[at]hs.hokudai.ac.jp
[at]を@に置き換えてください
学部教育
学部での母性看護学(母性看護学概論・母性看護学援助論・母性看護学実習)を担当しています
大学院教育
大学院 助産科目群で助産師国家試験受験資格が得られる助産師養成をしています
助産師国家資格を目指さない修士・博士課程への進学も歓迎します
ご挨拶
こんにちは。北大で助産師養成課程を担当しております近藤です。社会人入学で看護師・助産師資格を取得、総合周産期センターなど総合病院産科病棟での臨床経験を経て助産学教員になりました。女性の権利やウェル・ビーイング(幸福の追求)に興味があります。大学では発生生物学で生殖細胞研究に携わっており、進路変更しながらも振り返ってみれば、私の人生のテーマは「生殖」だったと思っています。人間の生殖活動には、生物学的な側面だけではなく社会学的な側面も多くあり、そのどちらも切り離すことができません。また、目覚ましい科学技術の発展とともに生殖についてもさまざまなことが明らかになっており、技術の活用についても倫理的課題とともに社会全体で考えていく必要があると感じる日々です。多彩で学際的な分野として幅広く人の生殖について考えていきたいと思っています。
近藤 祥子
こんどう よしこ
看護師・助産師
ケア実践と研究
助産師国家試験受験資格取得ためのコースで教えています。現在の医療はエビデンスに基づいて行われることが推奨されています。一言で、「エビデンス」といっても、どのようなものか、ひとつひとつ理解しながら行われているわけではありません。また、エビデンスだけが重要なのではなく、臨床での経験や知識も大切です。
「エビデンス」がどのようなもので、何を意味しているのか、何が意図されているのかについて理解して初めて「エビデンスに基づいた医療」を提供することができると思います。このためには科学的な考え方や論文内容を理解するための基本的な技能が必要となってきます。情報社会が進展した現在、とても多くの論文が発表されており、その内容について吟味する能力が求められますがこれは一朝一夕には難しいものです。一方で、エビデンスだけが一人歩きして対象者さんに寄り添った看護・助産ができなければ、これらの勉強はまったく意味をなしません。助産課程では、臨床能力を身につけて、臨床で助産師として働ける能力の育成をします。そして、臨床での助産ケアについて深く理解した人がエビデンスについても理解するための科学的思考の基礎を培います。同じ人が臨床でのケアとエビデンスの両方を理解していることが大切だと思っています。エビデンスだけを理解していてもケア能力になるわけではなく、エビデンスの限界をいかに理解してケア能力を活用してよりよいケア提供にために何ができるかを考えられる力を養うことが重要だと考えています。
研究では、これまでの研究や臨床で求められることを俯瞰し、問題を発見し、問題を精緻化し、実現可能なレベルに落とし込んで論理的に思考を展開しながら進めていく必要があります。ケア実践においても、対象者さんの状況を理解し、観察し、そこからどのようにケアを提供するかについて論理的に思考を展開させていく必要があります。そしてどちらの活動においても、周囲の人たちとの円滑なコミュニケーションをするための技術と力量が必要になります。
ケア実践で求められる能力と、研究遂行のための能力の基本には同じような、物事をよく見て、自分の頭で考えて、柔軟にコミュニケーションをとって協調して働くという共通点があります。そして、どちらの活動も、女性や子どもの幸せの追求のために行われるべきです。
このような理念のもと、実践ケア教育と研究教育に関わっています。
北大助産課程についてはこちらもご覧ください
Bio
1976年 生まれは大阪 育ちは主に奈良県
2000年 京都大学農学部生物機能科学科卒業
2005年 奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科博士課程修了(バイオサイエンス博士)
2005年〜2011年 博士研究員 奈良市と愛知県岡崎市と神戸市で研究生活
2014年 神戸看護専門学校卒業
2015年 神戸市看護大学助産学専攻科卒業
2018年〜2020年 京都大学大学院医学部人間健康科学系専攻 助教
2020年〜2022年 京都大学大学院医学部人間健康科学系専攻 講師
2022年〜現在 北海道大学大学院保健科学研究院創成看護学分野 准教授
岡崎市と札幌市以外は関西圏で過ごしました。関西出身の学生さんに「なぜ関西弁が抜けないんですか」と質問されたことが衝撃でした。本人はエセ関西弁しか話せなくなったと思っています。
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創成看護学分野
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近藤 祥子 (こんどう よしこ)
011-706-2832
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